別れさせ、復縁業者に騙されないためのポイント[5選]
別れさせ、復縁、出合わせ等いわゆる-工作-と呼ばれる調査業務は探偵業者が取り扱う業務の中でも非常にデリケートなものであるため、多くの良識ある探偵社が敬遠しがちな業務です。
しかし、そのために藁にもすがる思いの依頼者を食い物にする詐欺業者が大変増えており、弊社にも被害者の方からのお問い合わせが後を断ちません。
この記事では、そういった被害者を少しでも減らすために、悪質な業者に騙されないためのポイントをいくつか記します。
1.依頼者の話をしっかり聞いてくれるか
被害者の方々の証言をまとめると
①相談内容を話している途中で遮られて料金の話をされた
②メールのみのやりとりで電話は拒否された
③質問をいくつかすると、露骨に態度が悪くなった
④まずは、面談にきてくれと話半分の段階で面談を勧められた…など
契約前の段階でボロが出ている業者が大半の様です。
探偵社に限らず、どのようなサービスもまずはクライアントが何を望んでいるのかという事を知る事から仕事はスタートします。
みなさんに知っていただきたいのは探偵という業種は決して、一般の方々からかけ離れた別世界の業種ではないという事です。
探偵だから依頼者様の相談を真摯に聞かなくても、仕方ない等という事は絶対にありません。
2.実際に契約した後、何を、いつ、どうするのか内容を具体的に説明してくれるか
こちらも被害者の方々の証言をまとめますと
①稼働内容を問うたらはぐらかされたり、態度が悪くなった
②様々な安全保持のために内容は詳しく言えないが信じてくれと言われた
といったものが多く聞かれました。
仕事をする上で提供するサービスの内容を可能な限り、依頼者様に明示するのは当然の義務です。そこに探偵だから特別などという事はございません。
また、もし安全保持のためと言われた場合は、その安全保持に正当性があるかの説明をしっかり受けてみてください。
3.不必要な事前調査をすすめられてないか
こちらが今一番急増している事前調査詐欺です。
事前調査と言われて待っていたら数ヶ月経ち、契約金分は既に稼働したため、工作をして欲しい場合はさらに追加料金をと迫られたといった報告が後を断ちません。
弊社の経験上、工作と呼ばれる業務をご希望される依頼者様の大半は事前調査等不要な方ばかりです。
ですので、事前調査が必要と言われた際は必ず、その事前調査をやるべき理由を問われてくださいませ。
4.工作員と契約前に引き合わせてくれるか
こちらは最も重要なポイントです。
工作員というのは、対象者と直接接触を試みる人員を指し、案件の成否の一番の鍵を握っている人員です。
この人員の確保の難しさが良識ある業者がなかなか手を出しきれない最大の難所でもあるため
必ず契約前に実際に稼働する工作員をご自身でチェックされて下さい。
こちらも証言であり、工作員の安全のために合わせる事は出来ない。など。
話を逸らしてくるとの情報がありますが弊社の経験上、良識ある会社と依頼者様の場合であれば工作員と依頼者様を会わた事により、発生する被害はほとんどないと断言いたします。
5.その探偵社には顧問契約している弁護士がいるか
前述したように工作業務は探偵が扱う中でも非常にデリケートで気をつけなければ法に触れてしまう内容も多くでてきます。
そのため、法の専門家の手も常に要する事は容易に想像がつくはずです。にも関わらず、顧問弁護士がいない場合は注意が必要です。
また、顧問弁護士がいる様に見せて実際は知り合いというだけの関係を偽る業者もあるようですので、契約前にその探偵社の顧問弁護士に問い合わせをして、その関係性の真否を問う作業をオススメいたします。